対決 其の壱
「ボート漕ぎ対決 〜中禅寺レガッタ〜」 2008.6.15(SUN)
ボート界のプリンス
#34 岡本利章
1984年12月30日生まれ
ボート歴 15年以上
コメント 貴之さんには胸を貸してあげます。
負けたら髪を切ってもらいますよ。
日光のスピードスター
#33 尾野貴之
1983年2月11日生まれ
ボート歴 数回程度?
コメント 中禅寺湖を岡ちゃんの血の海にしてやります。
ボートは経験じゃないことを見せてやる!
○対決インフォメーション
- 日時 2008年6月15日(日) 14:00 対決開始 (雨天決行)
- 会場 栃木県日光市中禅寺湖畔「紫明堂」ボート乗り場
- 住所 栃木県日光市中宮祠2478 遊覧船乗り場横すぐ
- 地図 地図はこちら(別ウインドウが開きます。)
- その他 対決終了後、懇親会を予定してます。 但し場所、時間は未定(その場で決めます。)
○ルール
- 基本一発勝負
- スタートは「ル・マン方式(並んでいるマシンに走っていって乗るスタート)」
- 湖上にあるブイを回って、早くゴールしたほうが勝ち。
- その他ルールは、その場で決めます。
○現地の天候(6月15日の予報)
6月15日14時
天気→ 晴れ、
気温→ 13℃
風速→ 西5m
ポイントは、寒気が入るのでちょっと寒い。
またイベントが終わる頃は一時的に西風(7m)が強くなる可能性あり。
予報:日光市在中の気象予報士Dさん(男性)公務員より
◆大会委員長、炎の戦評
炎の10番勝負「其の壱・中禅寺レガッタ」/勝者・岡本利章
○6月15日、午後2時・中禅寺湖/天気・くもり/気温14℃/観衆60人/スタート地点 紫明堂貸しボート場
実施レギュレーション/ルマン方式による駈け込みスタート、手こぎボートによる200mレース。
折り返し地点に目印としてピンクのスワンボートを置き、それを時計まわりして戻る。
※吠えるプロディー尾野 「ボート界のプリンス・岡本利章」に挑戦する形となった「日光のスピードスター・尾野貴之」である。片やボート歴15年以上、対する尾野は「小学生のとき以来」という無謀なファイトだった。ところが戦前の尾野はブロディばりにチェーンを身体に巻きつけて登場、「中禅寺湖を血の海にする!」「ボートは経験じゃない!」と吠えまくる。岡本の顔から笑みが消えた。岡本は昨夜、大学時代の友人の結婚式で上京しており、体調面で万全とはいえない。
60人大観衆はどちらかというと尾野を応援していた。「氷上」と「水上」、点が上につくかつかないかの違いで尾野のスピードが消されるわけがない。霧降アリーナを疾走する尾野の姿を誰もが思い浮かべていた。そしてスタートのホイッスル!
勢いよく先にボートに乗り込んだのは尾野だ。が、彼はオールをどうとりつけたらいいか、基本のところがわかっていない。ストッパーを固定位置の外側にしてしまったときは、皆、思わず「それ違う!」等と教えてしまっていた。 ※ボートを逆に進める尾野と、それを見つめる岡本
それよりも何よりも彼はボートを前へこいだのだ(!)。ボートは舳先に向かい、背筋力を使って後ろ方向にこぐものだが、尾野のボートは四角い船尾の方へ進む。60人大観衆から失笑がもれる。が、器用なことに尾野艇はゆっくり前進(!)していく。
一方、岡本は腕組みをして尾野艇を岸辺で見つめていた。60人大観衆が「違う、後ろ向きにこぐの!」とか教えている。岡本は気に入らなかった。何故、こんなにダメな先輩がこれほど人気を集めるのか。中禅寺湖は俺のホームなのに。
ややあって、岡本艇が湖面をすべり出す。「おぉ!」と大観衆がざわめく。動きにムダがない。オールが力を逃さない。これが手こぎボートだ。岡本艇は無言の抗議をしているようだった。※圧勝の岡本見れば尾野艇は切り返し点のスワンをまわり切れず、スワン(村井忠寛・乗船)の方が近寄ってあげている。
勝負は岡本艇の圧勝だった。タイムは1分37秒。ヘロヘロになって岸辺に帰り着いた尾野艇は7分23秒である。敗戦の弁を求められ尾野は「前へ前へというのは僕のプレースタイルです」と答え、又も大観衆の失笑を買っていた。女性ファンから「岡本に惚れた」との声あり。そりゃそうだねーとしか言いようのない「栃木県民の日」決戦だった。



