アイスバックス炎の10番勝負

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対決 其の参
「 ポエトリーリーディング 〜詩の朗読対決〜 」        2008.8.11(MON)

 今回、対決するのはこの2人! 

RIMG0001.JPG  VS  RIMG0004.JPG 

日光のエコGK!!
#35 白鳥 洋

1983年10月27日生まれ
 ポエム歴  数回程度?
 コメント 僕はチームマイナス6%       
        みなさん応援よろしくお願いします。    
 

ビール大好き、メール大好き!!
#10 大日向 洋平

 1983年5月18日生まれ
 ポエム歴  皆無?
 コメント 勝敗なんて興味ないけど、    
           カラオケで鍛えた僕の詩声、聞いてください。
 

○対決インフォメーション

 ・日時       2008年8月11日(月) PM2:00 対決開始
 ・会場       東武宇都宮百貨店5Fイベントプラザ
 ・アクセス     こちらの宇都宮東武百貨店HPをご覧ください(別ウインドウが開きます。)
 ・その他      平日開催で大変申し訳ございませんが、夏休みの皆様、観戦をお待ちしております。
 

○ルール

 ・一本勝負
 ・朗読に使用する詩は、えのきど大会委員長が用意し、同じ内容の詩をお互いが朗読する。
 ・詩人の血が多く流れていると感じたほうの勝ち。
 ・その他ルールは、その場で決めます。

 ○課題の詩について

課題は、この2つの詩とします。
 ※お互い違う課題の詩を朗読するよう、ルールを変更いたしました。

「愛」

             リルケ
どのようにして愛はお前にやって来たのか?
日の照るように 花吹雪のように
祈祷のように それはやって来たのか?
 言ってごらん
 
 ひとつの幸福が輝きながら天から降ってきて
大きく 翼をたたんだまま
私の花咲く心にとまったのです……
 
春に それとも夢のなかで
むかし僕はお前と会った
そしていま 秋の日に 僕たちはいっしょに
 歩いている
お前は僕の手をとって泣く
 
かけてゆく雲を泣いているのか?
深紅の木の葉を泣いているのか?
 そうではなかろう
僕は思う むかしお前は幸福だった
春に それとも夢のなかで
 

  「月は燃える薔薇ですね」

                M・ダウテンダイ
  月が大きく宵の中から浮かび出て、
  お城の上や庭の門の上にかかり
  やさしく燃えて地球から離れます。
  月は燃える薔薇ですね、
  わたしの恋人が庭でなくしたあれですね。
  石壁に落ちたわたしの影は
  黒ん坊の召使いのようにわたしに随いてくる。
  この黒ん坊をわたしはつかわすとしましょう、
  あの薔薇を注意して庭から拾いあげて
  あなたのもの思う手に届けるようにと。

◆対決結果

堂々と「愛」を吟じた、大日向選手の勝利!!
 
#10win.psd P8110067.JPG 

◆大会委員長、炎の戦評 

 
炎の10番勝負「其の参・ポエトリーリーディング」/勝者・大日向洋平
 

○8月11日、午後2時、宇都宮東武デパート5階イベントホール/快適な室温/観衆70人
 
 「炎の10番勝負」初のインドア対決である。P8110054.JPG※大観衆にびびる2人 
冷房の効いた東武デパートイベントホールはコンディション的に最高の状態だ。
しかし、舞台裏には変な汗をかきながら出番を待つ2人の選手がいた。
当日の陸トレを免除され、詩の朗読をすることになった白鳥洋と大日向洋平。
状況としては「何も悪いことはしてないのに罰ゲームをやらされる」に近い。
 
 しかし、2人共、そこは「ひとりのアスリートであると同時に、
ひとりのポエマーでもある」自負を持っている。
胸にたぎるのは詩人の血であり、詩人の魂だ。ステージへ飛び出してからは対決ムード一色。
ジャンケンにより先攻・大日向(リルケ)、後攻・白鳥(M・ダウテンダイ)が選びとられる。
 
 
 まず、リルケの「愛」を吟じたのは大日向だった。
オーヒはシャイな男だ。それがうつむき加減に「愛」を語る。
P8110057.JPG※リルケの「愛」を吟じる、大日向 
 
 かけてゆく雲を泣いているのか?
 
 深紅の木の葉を泣いているのか? そうではなかろう
 
 僕は思う むかしお前は幸福だった
 
 春に それとも夢のなかで
 
 
  会場は大きな拍手につつまれた。
これで難しくなったのは後攻の白鳥だ。朗読対決はプレッシャーのやりとりである。
後攻は更に強い言葉を聴衆に投げかけねばならない。
P8110062.JPG※小刻みに震える、白鳥 
M・ダウテンダイ「月は燃える薔薇ですね」を選んだ白鳥はトーンを高めに設定した。
 
 月は燃える薔薇ですね、
 
 わたしの恋人が庭で失くしたあれですね。
 
 
 しかし、紙を持つ手が小刻みに震えている。聴衆からクスクス、しのび笑いが起こった。
 
勝者はもちろん本番に強い大日向だ。
ちなみに聴衆からアンコールがかかったとき、大日向は先程より強く、嘆くようにリルケを吟じた。
聴衆からはため息がもれる。
 
対決後、敗者・白鳥は「アンコールを聴いて、フツーに悔しくてびっくりしました。やっぱり勝たなきゃ駄目ですね」と語った。