第84回全日本選手権12.17 SAT

第84回全日本アイスホッケー選手権準決勝

日本製紙クレインズ
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3 TOTAL 4
H.C.栃木日光アイスバックス
AWAY
1 1P 1
1 2P 1
1 3P 2
得点 ①#13 岩本   (#10)
②#10 ディレイゴ(#13、9)
③#91 齋藤   (#16、88)
④#88 寺尾   (#9、2)

岩本裕司監督のコメント

相手が狙っていたゴール前にパックを集めて、キーマンがチップする形に、全員が理解して抑えてくれた。よく守ってくれた。スタートから皆ゴールに向かっていっていたので、第3ピリオド勝ち越されて
からは、継続して続けることと、状況が悪い時にパスが多くなってしまうので、少ないパスでシュート
することを話した。延長戦も考えていた中で、あそこで寺尾選手が決めてくれて、改めて彼の力を感じた。パワープレーでは、相手の守りに対して戸惑った部分があった。中々DFからのシュートが打てなかったので、ローからの攻撃を指示した。いつもやっていない形だったので、うまくいかない部分があった。今回の決勝進出は、実力で勝ち取ったものだと感じている。各チームの力も拮抗してきている中で、勝てたことは大きい。明日は、2年ぶりの決勝戦をまず楽しんで皆でやりたい。気負うことなく、全力で向かっていきたい。

#13 岩本和真選手

第3ピリオド先に相手にリードを許してしまったが、最後劇的なゴールで勝つことができて、劇的な勝利で嬉しい。第2ピリオド、セットでフィニッシュチェックにいって、ゴールにパックを集めてプレーをしようと話していたのが、全部のセットで第3ピリオドでできていたので、リズムを掴むキッカケとなった。ベンチの雰囲気もよく、得点されても、落ち着いて声を掛けあえていた。チームが一つになったと感じた。
前回と気持ちも状況も同じであるが、チーム力は確実についていると思う。ここが終わりではないので、明日へしっかり準備をしたい。昨日は自分のプレーができずに、悔しい思いをした。今日は、スタート
からシュートをドンドン打っていくと心掛けていた。1セット目として、チームの柱になって、戦ってい
かなければならない。明日も、その気持ちを強く出していきたい。気持ちの粘り強さがチームに出てきた。この勢いを明日ぶつけたい。

#91 齋藤毅選手

立ち上がり先制していい流れであったが、反則多く、相手ペースになったが、最後リードされてから、
バックスがいいホッケーできていて、結果勝てて、よかった。ここ数試合、リーグ戦で終盤に崩れる所があったが、GK小野選手・龍選手を中心にしっかり守って、勝てていたので、皆がゴール前に集まって、
危ないところを守って、耐え忍んでのいい勝ち方だった。その中で、FWとしては、チャンスが多くあったので、終了間際だったが、責任感で決めることができてよかった。ゴールシーンは、寺尾選手と目が合って、パスを出してくれたので、近いので上に上げることを意識していた。相手はパックキャリア側のプ
レッシャーに来ないことが試合を通して分かっていたので、細かな修正を齋藤哲也選手、寺尾選手と修正して結果につながった。2年前の優勝が選手に大きな自信になっている。短期決戦で、ケガ人がいる中で、よりチームが一つになれる要素となった。寺尾選手はスキルのある選手で、どう活かすかがカギになる。後は、自分のプレーを出しながらも、周りを使えるような選手になってほしい。明日は、相手のことを
考えすぎず、自分達のホッケーができるかである。いい守りをしっかりして、チャンスをモノにできれば、自ずと結果につながる。出れない選手のためにも、勝ちたい。

#9 佐藤大翔選手

立ち上がり先制点が取れて、その後反則で失点してしまい、難しい試合だったが、勝ててよかった。第3
ピリオドリードされてからは、攻めるしかないとベンチがまとまった。明日は、しっかり守って、貢献したい。前回の勝った時の瞬間は、今でも忘れられないので、あの最高の瞬間を迎えるために、明日もハードワークしたい。

#38 小野航平選手

結果が全ての大会で、勝つことができてよかった。反則が多く、守る時間帯も多かったが、チームが勝利することしか考えていなかった。それを第1に考えてプレーした。相手のスコアラーの特徴を頭にいれて、プレーして、抑えることができた。上野選手との対戦も楽しむことができた。相手は攻撃力がある中で、守りで我慢して勝てたことは自信につながる。守りと攻めがいい形でかみ合った。多くのファンの前で、強いバックスを見せることができてよかった。ゴール前のバトルは、皆が守ってくれているので、粘り
強さが出てきている。前回よりチーム力は確実に上がっているので、試合を楽しむ姿勢や、ファンのために戦っている姿勢、それを背負って戦えているチームになっていると感じている。明日は、これまでの
経験を、チーム、ファン、自身としても、最高の舞台を皆で楽しみたい。明日は勝って、もう一度選手、ファン、スタッフと喜びを分かち合いたい。

#88 寺尾勇利選手

決勝ゴールは、時間がなかったので、思いきって狙った。ポストに当たって入ったので、紙一重のシュートであった。ミッチェル選手からパスをもらって、いつもはサイドでパスをもらう展開であったが、中にポジショニングして、シュートにいこうとイメージしていた。自分が思い描いたプレーであった。赤ランプがついた時は、泣きそうになった。相手とは、第3ピリオドで離される展開がリーグ戦でも多かったが、今日は最後までシュートを打ち続け、バックスのホッケーができたのが勝因だった。パワープレーでは、自分がシュートを打つことをケアして、相手が詰めてきていたので、同点ゴールの場面でも、ポジションを変えていた。うまく裏をつくことができたと思う。チーム全員が60分間必死にプレーして、システムもはまっていた。明日はまた気持ちを入れ替えて、新しい気持ちで臨みたい。60分間チームのために走り
抜いて、優勝したい。

試合後インタビュー

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