<帰国>

最終日、子供達は無事に帰宅したと思うので、今回は自分自身の遠征を振り返り、最後に選手のみんなに向けたメッセージを残したいと思います。
今回の遠征で選手みんなの1番の思い出はなんだったでしょうか?
NHL観戦、海外チームとの試合、マンハッタン観光、、、
私の1番の思い出は、私も含め、遠征に参加したみんながアイスバックスJr.という1つのチームになったと感じたことが1番の思い出です。
私自身、現在アイスバックスジュニアスクールのコーチとして、日光の子供達を中心にアイスホッケーの指導を行なっていますが、子供達の試合を監督する事、子供達と寝泊まりをして共に生活をする事は初めてでした。
時差で体調を崩してしまった選手、試合で思うようなパフォーマンスを発揮できなかった選手、食べ物の好き嫌いでお皿に1種類の食材しか乗せられなかった選手、このような問題に対して現代の指導がどこまで踏み込んでいるのか、又どこまで踏み込んでいいものかすら正直分かりませんでした。
私自身指導者として、まだまだ未熟です。
ですがそんな私の目をホッケーに真剣に向き合う選手たちは真っ直ぐに見てくれました。
思い返すと、4日目、1日3 試合の3試合目、日程的に一番キツイ中で、目を逸らさずに見てくれたから同じ方向に進めたとと思いますし、1つのチームになれたと思います。
決勝戦のCanadaチームとの試合では私が目指した戦い方を、選手のみんなは体現してくれました。
結果は負けてしまい、私の監督としての実力不足でしたが、1人1人が、本当にチームのためにプレイしてくれました。
試合後私から選手にかける声は「ありがとう」以外見つかりませんでした。
遠征を振り返ると私は選手に恵まれた事をとても感じます。
また選手に成長させてもらった事を感じます。
そして、あっという間に7日が経ち、ニューヨーク遠征が無事に終了しましたが、今は少し寂しいです。

*選手のみんなに向けて*
選手のみんなはこれから色んな仲間に出会い、指導者に出会い、ホッケーを通じて大きく輪が広がると思います。私はその中の1人です。
ホッケーをやっていれば、いつかどこかで必ずまた会えます。
みんなにはホッケーを楽しみながら、その輪をどんどん広げていってもらいたいと思います。
今回よりも成長した姿でまた会える事を楽しみにしています。
今回のニューヨーク遠征に携わって頂いたすべての方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

アイスバックス スクールコーチ
乾純也