ルーキーキャンプも残り2日となりました。本日は、2度目の紅白戦が行われました。
キャンプに参加してから、練習、2日目の紅白戦を経て、コンディション、モチベーションともに、
一番いい状態で試合に入ることができました。
本日は、青チームで出場し、セットも3つ目に上がって臨む試合になりました。
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試合では、第1ピリオド終盤に、ゴールを決めることができました。
1点リードされている場面で、何としても自分達でいい流れを引き寄せたかったので、同点弾という
「結果」を残すことができて、チームに貢献することができました。
パスをもらった瞬間に、周りが見えていたので、1人DFをかわして、シュートを打とうと瞬時に判断して、
バックハンドでのゴールを決めました。
正直なところ、完璧なシュートだったとは思いませんでしたが、「攻める気持ち」と「集中力」が、
相手へプレッシャーを与えて、ゴールにつながりました。また、パスを受けてからゴールまでの流れは、
普段の練習の「成果」を発揮することができました。
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ベンチに戻ると、コーチ、チームメイトから「Good Job!Terao!」と声を掛けられ、祝福を受けました。
アナウンスで「Yuri Terao」とコールされた時の会場の雰囲気は、刺激的で、忘れられない光景になりました。
まだまだ1点決めて、スタートラインに立っただけですが、スポットライトが当たったこの光景は、
「ホッケーって本当に楽しい!」と思える瞬間でした。この独り占めした「刺激」が、僕の原動力です。
お客さんの声援や会場内の響き、仲間の祝福してくれる笑顔を目に焼き付けて、ずっと忘れずにいたいです。
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その後、チームは得点を重ね、青6- 4白で勝利しました。

ゴールを決めたこと以外にも、僕にとって大きなプレーがありました。
ディフェンスゾーンで、スティックを落としながら守った場面です。
この場面は、「何とかしたい」という気持ちでディフェンスに絡み、パックを蹴って、味方にパスを出し、
ノーマークでシュートを打って、結果いいパスになりました。
このプレーに対して、会場も大いに盛り上がってくれました。必死さだけが生んだプレーでしたが、
キャンプ中に何度も言われた、プレー「スピード」を「集中力」でチャンスに変えることができました。
攻守の切り替わりが激しいアイスホッケーで、攻撃から守備の切り替えの場面では、時間が深くなるにつれ
体力も消耗し、諦めたり人任せになってしまう場面も多いですが、技術はもちろん、メンタルの部分でも
相手のスピードを押さえなければなりません。
この「スピード」が、1試合、1ピリオド、1シフトで確実に「結果」を残すために必要なことなんだと
感じています。その先にある「勝利」を掴むためにも、どんな時も「HARD WORK」する選手になりたいです。
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今日の紅白戦を振返って、余裕を持ってプレーをすることができました。
シフトも前回より多いものの、まだまだ多いとは言えません。
見えないミスや、もっといいプレーを選択できる場面も多くありました。
常時アイスタイムを得るためにも、”もっともっと”誰よりもホッケーがうまくなりたいです。
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キャンプも早いもので残り1日になりました。
ようやく、スタートラインに立てた気がします。もちろん、ここからが僕の勝負なので、満足はしていません。
しかし、今日受けた「刺激」を忘れずに、明日最後の練習も思いっきりホッケーを楽しみたいです。
本日は、中継がなかったので、皆さんにプレー姿を見せることができませんでしたが、
多くの方が注目してくれていると聞いています。
皆さんの声援が、僕のスタートラインを切らせてくれました。感謝しています。
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寺尾勇利(7.11)